スーラ 28 物語章, アーヤ 3 – 10

  1. نَتْلُو عَلَيْكَ مِنْ نَبَإِ مُوسَىٰ وَفِرْعَوْنَ بِالْحَقِّ لِقَوْمٍ يُؤْمِنُونَ

    われら*は(クルアーン*を)信仰する民のため、ムーサー*とフィルアウン*の消息の一部を、真実と共にあなたに誦んで聞かせよう。

    28:3
  2. إِنَّ فِرْعَوْنَ عَلَا فِي الْأَرْضِ وَجَعَلَ أَهْلَهَا شِيَعًا يَسْتَضْعِفُ طَائِفَةً مِنْهُمْ يُذَبِّحُ أَبْنَاءَهُمْ وَيَسْتَحْيِي نِسَاءَهُمْ ۚ إِنَّهُ كَانَ مِنَ الْمُفْسِدِينَ

    本当にフィルアウン*は地上(エジプト)で驕り高ぶり、その住民を諸派に分けた。彼はその内の一派(イスラーイールの子ら*)を抑圧し、その男児を殺しまくり、女児は生かしておいたのだ。本当に彼は、腐敗*を働く者の類いであった。

    28:4
  3. وَنُرِيدُ أَنْ نَمُنَّ عَلَى الَّذِينَ اسْتُضْعِفُوا فِي الْأَرْضِ وَنَجْعَلَهُمْ أَئِمَّةً وَنَجْعَلَهُمُ الْوَارِثِينَ

    そしてわれら*は、地上で抑圧されていた者たち(イスラーイールの子ら*)に恵みを垂れ、彼らを(善の)導師とし、相続人とすることを望むのである。

    28:5
  4. وَنُمَكِّنَ لَهُمْ فِي الْأَرْضِ وَنُرِيَ فِرْعَوْنَ وَهَامَانَ وَجُنُودَهُمَا مِنْهُمْ مَا كَانُوا يَحْذَرُونَ

    また、われら*は地上において彼らを確立させ、フィルアウン*とハーマーンとその軍勢に、彼らが彼ら(イスラーイールの子ら*)から怖れていたものを見せる(ことを、望む)。

    28:6
  5. وَأَوْحَيْنَا إِلَىٰ أُمِّ مُوسَىٰ أَنْ أَرْضِعِيهِ ۖ فَإِذَا خِفْتِ عَلَيْهِ فَأَلْقِيهِ فِي الْيَمِّ وَلَا تَخَافِي وَلَا تَحْزَنِي ۖ إِنَّا رَادُّوهُ إِلَيْكِ وَجَاعِلُوهُ مِنَ الْمُرْسَلِينَ

    われら*はムーサー*の母親に、(こう)示した。「彼(生まれたばかりのムーサー*)に、乳をやるのだ。そしてあなたが彼のことで怖れた時には、彼を(箱に入れて)海原へと放り投げ、怖れもせず、悲しみもするのではない。本当にわれら*は、彼をあなたのもとに返す者であり、彼を遣わされし者(使徒*)の一人とする者なのだから」。

    28:7
  6. فَالْتَقَطَهُ آلُ فِرْعَوْنَ لِيَكُونَ لَهُمْ عَدُوًّا وَحَزَنًا ۗ إِنَّ فِرْعَوْنَ وَهَامَانَ وَجُنُودَهُمَا كَانُوا خَاطِئِينَ

    そして彼(ムーサー*)を、フィルアウン*の一族が拾った。その結果、彼は、彼らに対する敵と悲しみとなった。本当にフィルアウン*とハーマーンとその二人の軍勢は、誤った者たちだったのだ。

    28:8
  7. وَقَالَتِ امْرَأَتُ فِرْعَوْنَ قُرَّتُ عَيْنٍ لِي وَلَكَ ۖ لَا تَقْتُلُوهُ عَسَىٰ أَنْ يَنْفَعَنَا أَوْ نَتَّخِذَهُ وَلَدًا وَهُمْ لَا يَشْعُرُونَ

    そしてフィルアウン*の妻が(、彼を気に入って)言った。「(この子は)私とあなたにとっての、喜びです。彼を殺さないで下さい。彼は私たちの役に立つでしょうし、あるいは彼を(私たちの)子供にしてもよいでしょうから」。彼らは(その赤ん坊が自分たちを滅ぼすことになるとは)、気付く由もなかったのだ。

    28:9
  8. وَأَصْبَحَ فُؤَادُ أُمِّ مُوسَىٰ فَارِغًا ۖ إِنْ كَادَتْ لَتُبْدِي بِهِ لَوْلَا أَنْ رَبَطْنَا عَلَىٰ قَلْبِهَا لِتَكُونَ مِنَ الْمُؤْمِنِينَ

    そしてムーサー*の母の心は、(ムーサー*ゆえの悲しみで)空っぽになってしまった。本当に彼女はそれゆえに、(赤ん坊が自分の子供であることを)打ち明けてしまいそうなほどであった。彼女が信仰者の一人としてあるべく、われら*が彼女の心を繋ぎとめておかなかったならば。

    28:10

翻訳: サイード・サトウ